就労移行支援について

大人の発達障害と就労移行支援

近年、大人の発達障害が注目されています。
発達障害は生まれつきであり、子どもの頃からその特徴が現れるとされますが、子どもの頃はあまり目立たず、大人になってから発覚するケースも増えています。
発達障害のお子さんについては、適切な就学支援が必要なのはもちろんですが、発達障害の大人の方については、適切な就労移行支援が必要です。

そこで今回は、大人の発達障害について

  • 大人の発達障害の方への就労移行支援の必要性
  • ASD(自閉症・自閉スペクトラム障害)の方に必要な就労移行支援
  • ADHD(注意欠如、多動性障害)の方に必要な就労移行支援
  • LD(学習障害)の方に必要な就労移行支援

といった点を見ていきたいと思います。

大人の発達障害の方 就労移行支援の必要性

最近では大人の発達障害が注目され、大人になってから発達障害であることが発覚する人も増えています。

大人になってから発覚する場合は、就労がうまくいかないという状況の中で、発達障害の特徴が目立ってくる例が多いようです。

大人の発達障害は学生時代までと環境が異なるので難しさを感じることが多いのです。

大人の発達障害の方が感じる困難は、就労にまつわるものが多いのです。

そのため、大人の発達障害の方は、就労移行支援を受け、障がいとの向き合い方などを身に着けていく必要があるのです。

大人の発達障害とは?どんな就労移行支援が良い?

発達障害といっても様々なタイプがあります。大人になって発覚することも多いものとしては、次のようなタイプが挙げられます。

  • ASD(自閉症・自閉スペクトラム障害)
  • ADHD(注意欠如、多動性障害)
  • LD(学習障害)

これらのタイプの方に必要な就労移行支援について、これから、それぞれ見て行きましょう。

ASD(自閉症・自閉スペクトラム障害)の方に必要な就労移行支援

ASD(自閉症・自閉スペクトラム障害)の方は、人の気持ち、場の空気など、コミュニケーションに大切な要素を読み取るのが苦手だったり、特定の物事に強いこだわりを持ちがちだったりする傾向があります。

そのため、職場でも人間関係が築けず孤立したり、自己流で仕事を進めようとして怒られたりしてしまいがちです。

こうしたASDの方に必要な就労移行支援としては、まず、例えば、人の気持ちや場の空気など、抽象的なことを把握するのが苦手な方には、仕事上やるべきことを具体化・明文化させる方法を助言するなど、弱点の克服を目指す支援があるでしょう。

「コミュニケーションが苦手」「こだわりが強い」というのは、マイナスと捉えられがちです。でも、逆に言えば、「一人でコツコツ仕事ができる」「マニアックな知見がある」などとプラスにも捉えられますので、ASDの方が、みずからの特徴をプラスにできる職場を目指せるような支援も望まれます。

ADHD(注意欠如、多動性障害)の方に必要な就労移行支援

ADHD(注意欠如、多動性障害)の方は、平たく言えば、「ぼんやり」「そわそわ」してしまうため、「集中力の維持が難しい」「考えがまとまらない」「整理整頓が苦手」「忘れ物やうっかりミスが多い」「無駄な動きが多い」などの傾向が見られます。

一方、「きまぐれ」な所もあり、気分が乗る物事には、時に過剰に集中して、周りの状況が見えなくなるようなこともあります。

これらの傾向は、多くの職場でマイナスとなってしまいます。

こうしたADHDの方に必要な就労移行支援としては、まず、例えば、整理整頓が苦手な方には、さまざまな整理整頓術がある中で、その方に合った方法を助言するなど、弱点の克服を目指す支援があるでしょう。

一方、例えば、「考えがまとまらない」「整理整頓が苦手」というと、マイナスに捉えられがちですが、逆に言えば、「考えがまとまらないほどアイデアが豊富」「物事を散在させて面白い組み合わせを見出す」などとプラスにも捉えられます。

さらに、気分が乗れば、強い集中力を発揮して、プラス面を活かせる可能性もありますので、ADHDの方が、みずからの特徴をプラスにできる職場を目指せるような支援も望まれます。

LD(学習障害)の方に必要な就労移行支援

LD(学習障害)の方は、基本的な知的能力は問題がないのに、社会生活に必須の「読み・書き・計算」などの基礎的な学力の習得が困難です。

例えば、言葉をよく知っていて活発に喋れるのに、文字をなかなか覚えられないなど、得意・不得意が偏る傾向があります。

こうした特徴は、学業に関わるため学齢期に現れることが多いですが、程度の問題もあり、学校は卒業できたものの、社会人になって高度な情報処理を求められるとついていけず、LDが発覚する場合もあります。

こうしたLDの方に必要な就労移行支援としては、まず、例えば、文字でのやりとりが苦手な方には、IT機器を活用して、音声や映像でやりとりできるような方策を助言するなど、弱点の克服を目指す支援があるでしょう。

一方、例えば、文字の読み書きが苦手だとしても、それが致命的なことではもちろんなく、映像制作などで活躍する方もいらっしゃいますので、LDの方が、みずからの特徴をプラスにできる職場を目指せるような支援も望まれます。

大人の発達障害と就労移行支援 まとめ

今回は、大人の発達障害と就労移行支援というテーマで、発達障害のタイプとして、

  • ASD(自閉症・自閉スペクトラム障害)
  • ADHD(注意欠如、多動性障害)
  • LD(学習障害)

に着目し、それぞれのタイプの方に必要な就労移行支援について見てきました。

就労移行支援サービスはあらゆる障害者の方を対象としており、就労移行支援事業所によって、どんな障害の方がどれくらい利用されているかは違うため、すべての事業所が発達障害について精通しているとは限りません。

発達障害といってもタイプはさまざまで、必要な就労移行支援の形もさまざまですので、可能であれば障がいの特性に詳しい就労移行支援事業所を選ぶのがよいでしょう。

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